原因不明の重症不妊症で、母親側の免疫が強すぎると分かった患者に対し、免疫抑制剤「タクロリムス」を使うと約6割が1回の不妊治療で妊娠に至ったとする研究結果を、国立成育医療研究センターなどのチームが専門誌で発表した。不妊治療における免疫抑制療法で、安全性と有効性が証明されたのは世界で初めて。
チームは2022〜25年、既存の治療法での体外受精で、状態の良い受精卵を3回以上、計4個以上移植しても妊娠に至らず、免疫が強いと検査で判明した18〜40歳の患者を対象にタクロリムスを用いる臨床研究を実施した。
患者26人を、投与量1日2ミリグラム(低用量)または4ミリグラム(高用量)の2グループに、2対1となるようにした上でランダムに分け、移植の2日前から16日間、経口投与。移植3週間後の妊娠の有無を調べた。
引用元:
免疫原因不妊に新治療法 抑制剤使用で6割が妊娠(毎日新聞)