熊本市は、親が育てられない子を匿名でも預かる慈恵病院(熊本市西区)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の運用状況を検証する市の専門部会(部会長・安部計彦(かずひこ)・日本児童相談業務評価機関代表理事)を開いた。2025年度、市に寄せられた相談は、23年度に開設した妊娠内密相談センターを含めて過去最多の4368件だった。5年連続の増加で、前年度比1707件増の約1・64倍となった。

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 専門部会は4月28日に開催。増加について市は「センターの存在が広く認識されるようになったからでは。今後、困難を抱えた人たちにどうつながっていけるかが大事になる」(こども家庭福祉課)としている。

 病院へ寄せられた相談は、前年度比290件増の1711件だった。

 市に寄せられた相談では「思いがけない妊娠」が559件あったほか、「出産・養育について」(1643件)や「妊娠・出産前後の不安」(1414件)が多かった。「思いがけない妊娠」では「望まない妊娠」301件、「18歳未満の妊娠」125件が目立った。

 25年度に初めて相談したとみられる新規458件のうち市内が53%を占めた。一方、慈恵病院では約3割の518件が県外。同市を含む県内からの約4・6倍で、広範囲から相談が来ている様子がうかがえる。

 25年度下半期のゆりかご運用状況の検証については、保護責任者遺棄罪など刑法上の違法性は認められなかったとした。

 (藤崎真二)

引用元:
妊娠相談、23年度比1.6倍 熊本市の慈恵病院「ゆりかご」専門部会で報告 過去最多4368件、5年連続で増加(西日本新聞me)