松本市は4月、産後の母親と乳児の生活を支援する「産後ケア事業」の利用期間を1年間に拡充し、病院・助産所を利用する際の市負担上限額を引き上げた。助産師が家庭を訪問して育児相談などに応じる「訪問」も新たに導入し、より扱いやすい制度になった。
 利用期間は母子の退院日から120日だったのを1年未満に延ばした。病院や助産所の利用は「宿泊」と「日帰り」があり、宿泊の市負担上限は従来の1日当たり2万4000円から3万2000円に増やした。日帰りは8000円から1万2000円に増額した。いずれも7日間の利用ができる。
 訪問は1日当たり7500円で7回分使うことができる。既に安曇野、塩尻、諏訪、長野の各市などで実施されており、母親のライフスタイルの多様化に合わせて導入を決めた。
 さらに里帰り先の施設利用の補助制度も新設した。全額自己負担で支払った後、補助の上限額の中で市が償還払いに応じる。産後ケア事業の拡大に合わせ、母乳育児相談事業の助成券も3000円から4000円に増やした。
 利便性の向上を図り、市公式LINE(ライン)から利用する施設を予約できるシステムも導入した。アカウントの登録をすると市への申請は1度だけでよくなり、さまざまなサービスを受けやすくなった。市健康づくり課の加藤博子課長は「サービスの拡充でさらに利用しやすくなったのでアカウントに登録してもらいたい」と話している。

引用元:
産後ケア事業の利便性向上 松本市が開始 利用期間拡充や負担軽減(市民タイムスWEB)