昨年12月に待望の第一子を出産した古賀紗理那さん。子育てに、夫・西田有志のサポートに奔走する日々だが「出産」は壮絶な体験だったと明かす。〈NumberWebインタビュー全3回の第2回〉

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 古賀紗理那にとって、バレーボールだけでなく人生を生きるうえで「どうしても叶えたい夢」が母になることだった。

出産予定日から8日が経過
 2024年の現役を引退し、翌年第一子を出産。現役時代と同様に「NGはないので何でも聞いて下さい」と笑い、出産に至るまでの経緯や妊娠中の出来事を、文字通りありのままに話す。自身が母になった喜びだけでなく自身の経験を次の世代に伝えるべく、赤ちゃんを抱きながらの取材でも「何でも話す」のが古賀紗理那という人だ。

 理想に近い人生を実現させているように見えるが、現役時代は月経不順に悩まされた経験もある。万が一のことを考えれば考えるほど我が子が産まれてくる瞬間までは「安心できる時は全くなかった」と古賀が明かす。

「産婦人科の先生に言われたことは全部ちゃんと守りました。身体を動かしたほうがいいと言われていたので出産前日まで犬の散歩もしていたし、スクワットもしていたけれど赤ちゃんに負担がかかる体勢では絶対にしないように気をつけていました。つわりはそれほどひどくなかったですけど、安定期を越えた(2025年)8月頃は体調が悪い日も多かった。とにかく子どもが健康に産まれてきてくれますように、って産まれるまでずっと思っていたし、産まれてきてくれた今も健康でいてほしいという願いしかないですね」

 予定日は11月末。夫・西田有志のSVリーグと重なることを考慮し、8カ月に入る頃から愛犬と共に熊本の実家へ帰省した。妊婦生活は順調だったが、すべてが予定通りに進むわけではない。

 何より、出産予定日が来ても産まれてくる気配が一向にない。予定日から8日が過ぎ、「さすがにこれ以上大きくなると大変だから」と促進剤を打った。大変なのはここからだった。

 出産に備え、さまざまな準備を重ねてきた古賀にとって最も大きな選択は「自然分娩で産むか、無痛分娩にするのか」。

 アスリートとして、痛みには強い自信があった。妊娠を公表した直後、日本代表で共に戦った先輩であり、母としても先輩にあたる荒木絵里香と木村沙織との何げない会話で、古賀は軽い気持ちで答えた。

「自然分娩を経験してみたくて」

 即座に2人の声がシンクロした。

「(自然分娩)経験しなくていい。無痛という選択肢があるなら、絶対に経験しないほうがいいよ」

 先輩たちの声は何よりの説得力があった。実際に現役時代、ロンドン五輪を終えて第一子を出産した荒木からも「アスリートだから耐えられると思っていた」と言われた。だが実際に出産で味わった痛みは壮絶そのもの。何度も繰り返される「選択できるなら無痛一択!」という先輩たちの言葉に古賀の頭も完全に切り替わった。

引用元:
「痛い、痛い、痛い」元バレー代表・古賀紗理那が泣き叫んだ“壮絶”出産秘話「筋力があるから安産だった」医師や助産師に言われて驚いたこと(Number Web)