国立健康危機管理研究機構は14日、全国の医療機関から3月30日〜4月5日に報告された、はしかの患者数(速報値)は34人で、1月からの累計が236人になったと明らかにした。
昨年の同時期は66人で3.6倍に上る。今年は3月8日までに累計100人となり、その後も30人以上が報告される週が多くなっている。
麻疹ウイルスの電子顕微鏡写真=米疾病対策センター提供・共同
2019年の累計患者数は744人で、過去10年で突出していた。今年は19年に次ぐペースで増えている。
25年は265人(暫定値)。厚生労働省は、感染が疑われた場合、まずは電話で医療機関に相談するよう求めている。
今年の累計患者数は、東京都が圧倒的に多く、埼玉、千葉、神奈川を含む4都県で過半数を占める。集団感染が発生した愛知、鹿児島も多い。
機構によると、患者の半数以上が10〜20代。医療機関や家庭内、学校などでの感染が報告されている他、感染源不明のケースも目立つ。
日本は15年に世界保健機関(WHO)から、土着のウイルスによる感染が確認されない「排除状態」に認定された。だが海外からの帰国者や訪日客によりウイルスが持ち込まれ、感染が広がるケースが相次いでいる。
はしかの原因の「麻疹ウイルス」は感染力が非常に強く、同じ部屋にいるだけで空気感染する。感染から10日ほどで発熱やせき、鼻水の症状が出て、その後に発疹も現れる。脳炎で重症化することもある。
風疹と混合したMRワクチンがあり、1歳と小学校入学前の1年間に、計2回の定期接種を受ける。〔共同〕
引用元:
はしか患者、1月からの累計236人に 25年同時期の3.6倍(日本經濟新聞)