【産婦人科医・宋先生より】有効性・安全性とも十分に検証されたワクチン。接種する人が増え、安心できる人も増えるはず
「定期接種のニュースが出たことで『RSウイルス母子免疫ワクチン』についての認知は広がっていきている印象です。
妊娠中に打つワクチンであるため、妊婦さんが不安に感じるのは当然のことです。
これまで、ワクチンに関する情報提供はそれぞれの医療機関に任されていたので、情報の濃淡が大きかったことも影響しているのだと思います。有効性と安全性については、WHOも有効な公衆衛生戦略の一つと位置づけています。また、世界65カ国以上(※6)、1万人以上の妊婦さんに接種が行われており、日本においても厚生労働省が妊婦さん・赤ちゃんへの安全性を認めているワクチンです(※7)
今後、接種券に同封される自治体からのお知らせも含め、公的な情報源が増えると安心できる方が増えるでしょう。また、接種した経験者の声が増えてくることも安心につながると思います。SNS上の誤った情報に注意して、心配なことがあれば産婦人科医に相談しましょう。
私のクリニックでは、定期接種になる以前から、すでに何百人もの方に打たせていただいていますが、副反応は総じてとても軽く、重篤例は現在のところありません。接種後の副反応はコロナワクチンに比べると非常に少ないです。
このワクチンでメリットがとくに大きいのは、早産で生まれた小さい赤ちゃん。早産はだれにも起こる可能性があり、なかなか妊娠中から予知できないので、接種期間内であっても早めに打つことが大切だと思います」(宋先生)
お話/宋 美玄先生 取材・文/茂木奈穂子、たまひよONLINE編集部
ワクチン接種の安全性や接種のメリットなど、“正しい情報を知りたい”という多くの妊婦さんの正直な気持ちがわかるアンケート結果でした。定期接種になるとはいえ、心配なことがあったら信頼できるかかりつけの産婦人科医に相談して、納得したうえで接種したいですね。
※1 「『妊娠中の感染症対策・ワクチン接種』について、みなさんの声を大募集!」
【調査方法】WEB調査
【実施期間】2026年2月5日〜2月9日
【調査対象者】「まいにちのたまひよ」アプリ利用者
【回答者数】721人(妊娠中)
データは小数点以下を四捨五入して掲載しています。
※2 堤裕幸: ウイルス 55(1): 77, 2005より
※3 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト:RSウイルス感染症とは(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/317-rs-intro.html)(2026年3月15日時点)より
※4 Kobayashi Y et al.: Pediatr Int 64: e14957, 2022より
※5 アブリスボ電子添文より
※6 各国文書より(たまひよONLINE編集部、およびファイザー調べ)
※7 WHO:Respiratory syncytial virus (RSV) https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/respiratory-syncytial-virus-(rsv) 、日本産科婦人科学会 日本産婦人科医会:「RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ筋注用)の接種の安全性について」より
引用元:
RSウイルス母子免疫ワクチンが4月に定期接種化。どれだけ知ってる?接種する?(Yahoo!ニュース)