三重県亀山市は新年度から、緊急時に妊婦を救急車で医療機関に搬送する独自のサービスを始める。市内に分娩(ぶんべん)が可能な医療機関がないことに伴うもので、桜井義之市長は「安心して妊娠、出産、子育てができる環境をいっそう充実させたい」と話す。
市子ども総合支援課によると、市内には現在、300人前後の妊婦がいるという。四日市市や鈴鹿市、津市など近隣自治体に「かかりつけ医」があるケースが多かった。
「かめやまマタニティ・サポート119」と名付けられたサービスは、市内在住の事前登録した妊婦が対象。急な破水や陣痛など、出産の兆候が始まったとき、本人や家族の車で医療機関に移動することができないときや、緊急搬送の必要性を主治医が認めた場合などに、市消防本部の救急車で近隣自治体のかかりつけ医に搬送する。
こうしたサービスは、県内では名張、志摩両市が実施している。亀山市の場合、年に数件の利用が見込まれており、桜井市長は「妊婦や胎児の命を守る環境を整えることで、家族の不安の軽減につながると思う」と話す。
新年度以降は、妊婦に対する各種ワクチン接種や予防接種などの助成費用も拡大していく方針だ。(安田琢典)
引用元:
急変した妊婦をかかりつけ医に救急搬送 三重・亀山市が独自サービス(Yahoo!ニュース)