神奈川県にある新生児病棟で、毎週金曜日に30分間のピアノコンサートが開かれています。「治療を受けながら懸命に生きる赤ちゃんと面会に来る家族に、楽しい時間を過ごしてもらいたい」。そんな思いで医師や患者家族、卒業生が奏でる癒やしのピアノは、ことし5年目を迎えます。(朝日新聞withnews編集部・河原夏季)
【実際の演奏】赤ちゃんと家族が聴き入る「Nピアノ」 弾いているのは【動画】
毎週30分のピアノコンサート
昨年12月の金曜日、神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)の新生児病棟。午後2時過ぎ、医療スタッフが白いピアノを準備し始めると、赤ちゃんを抱っこした家族や看護師たちが集まってきました。
午後2時半、新生児科医の谷山禎彦(よしひこ)さんが鍵盤に指を下ろします。毎週同じ時間に30分だけ開かれるコンサート「Nピアノ」の幕開けです。
面会に来ていた3組の家族、スタッフらが見つめるなか、谷山さんはディズニー映画『アラジン』で有名な「ホール・ニュー・ワールド」やカーペンターズの「青春の輝き」など5曲を演奏しました。
続いて、同じく新生児科医の稲垣佳典(よしのり)さんが、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」や童謡「にじ」など5曲を弾き語りしました。
親たちは赤ちゃんを抱っこしながら曲に身をゆだね、一緒に口ずさみます。
神奈川県に住む藤原渚さん(39)は、息子の快成くんを抱っこして演奏に聴き入っていました。
快成くんは2025年9月、出産予定日よりも3カ月早い妊娠27週1072gで生まれました。1カ月前、隣にあるNICU(新生児集中治療室)病棟からGCU(新生児回復室/新生児病棟)に移ってきたそうです。
渚さんはほぼ毎日面会に来ていて、医師たちの演奏も毎週聴いています。
「子どもが入院していて不安や寂しい気持ちはありますが、ピアノの音色に癒やされます。子どもと一緒に聴けるのはとてもいい経験です。息子はピアノを聴いていると、うとうとしてよく寝る気がします」
引用元:
「きっと あしたは」治療を受ける赤ちゃんへ、病棟に響くピアノ 毎週30分のコンサート…弾いているのは(Yahoo!ニュース)