日本人の妊婦76万人分のデータを分析したところ、妊娠前の体重が標準より少ないと低体重の赤ちゃんが産まれるリスクが1.6倍高くなっていたとする研究結果を、国立成育医療研究センターなどのグループがまとめました。
国立成育医療研究センター社会医学研究部の森崎菜穂部長などのグループはおととしまでに発表された30余りの論文から日本人の妊婦およそ76万人分のデータを抽出し、妊娠前の体重と出産との関係を分析しました。
その結果、妊娠前にBMIが18.5未満のやせていた女性から産まれた赤ちゃんの体重は標準的な体重の女性からの場合と比べて平均で115グラム少なく、
▽体重2500グラム未満の「低出生体重児」が産まれるリスクは1.61倍、
▽早産のリスクも1.23倍高くなっていたということです。
低体重で産まれた赤ちゃんは、心臓病や生活習慣病のリスクが高くなるとする報告もあります。
妊娠前の体重と出産との関係を調べた研究は国内外にありますが、グループによりますと日本人女性を対象にした大規模な研究は今回が初めてだということです。
研究グループの森崎部長は、「特に若い世代はやせているのがいいことだという意識が強く、20代から30代の日本人女性のおよそ2割は『やせ』とされている。赤ちゃんの健康に影響しかねないので、妊娠を希望する場合は適正な体重を保つよう心がけてほしい」と話していました。
引用元:
日本人の妊婦 妊娠前の体重少ないと 赤ちゃん低体重リスク高く(NHK ONE東京)