量子科学技術研究開発機構(QST)は、早期乳がんを切除せずに重粒子線治療によって根治を図る第2相臨床試験を行い、有効性を確認した。再発リスクの低い60歳以上の早期乳がん患者12人に対し、1日1回重粒子線を照射する治療を4日間行った。この結果、5年生存率は100%で、再発は1例だけだった。重い副作用はなく、外見も良好な状態が保たれた。
医学的に手術ができない、または手術を希望しない早期乳がん患者に対し、生活の質(QOL)が高い根治的治療の選択肢として期待できる。
重粒子線治療は、炭素イオンを光の速さの約70%まで加速させて体の奥のがん細胞に照射する治療法だ。病巣で最大エネルギーを放出して止まるため、周りの正常な組織を傷つけにくく、副作用が少ない治療法として期待されている。
QSTは対象患者の拡大に向け、20歳以上の患者に対する標準的補助療法を併用した試験なども行っている。
引用元:
切除せず重粒子線治療…量研機構、早期乳がんで有効性確認(Yahoo!ニュース)