子宮にすむ細菌の集まり「子宮内フローラ」のバランスを薬で整えて妊娠しやすくする不妊治療が注目されている。子宮内に乳酸菌が多いと妊娠率が高くなることが近年、国内外の研究で指摘され、フローラの状態を調べる検査は国の先進医療に認定された。専門家は有望な不妊治療になり得ると期待を寄せている。

国が検査を先進医療認定/着床不全の患者らが対象/最適な方法探る検証段階
 子宮や卵管、膣(ちつ)といった女性生殖器には体全体の9%の細菌が生息して独特の環境を保っている。そのうち子宮内の細菌は膣の1万分の1〜100分の1と少ないため検出が難しく、長年無菌だと考えられていた。子宮にもフローラ(細菌叢(そう))があると分かってきたのは、ゲノム(全遺伝情報)の解析技術が発達した10年ほど前からだ。

 2016年には米スタンフォード大のチームが、「ラクトバチルス」という乳酸菌の仲間が子宮内フローラの90%以上を占めていると妊娠率が高くなると報告した。



引用元:
「子宮内フローラ」整え不妊治療 有益な乳酸菌、割合を高く(毎日新聞)