育てられない乳児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」と、望まぬ妊娠に悩む母親が病院関係者のみに身元を明かす「内密出産」の導入を進めている大阪府泉佐野市が22日、会見を開き、市と連携して取り組む、りんくう総合医療センターの松岡哲也病院長が「確実に成功させたい。一つのモデルとなれば、不幸なベビーを減らせると思う」と意気込みを語った。
赤ちゃんも母も助けたい 2千人をとりあげた助産師が開いた支援の扉
センターは、市が設立した地方独立行政法人が運営。市はセンターと連携し、来年度中の導入を目指している。準備に向けて、先行して取り組んでいる慈恵病院(熊本市)と賛育会病院(東京都)を11〜12月、泉佐野市やセンターの関係者らが視察した。
会見で、松岡病院長は、各地で相次ぐ乳児遺棄事件をニュースで見て「セーフティーネットが必要と常日頃から感じていた」と述べた。視察を踏まえ、赤ちゃんを次のステップにつなげる「出口」について、児童相談所などの関係機関と調整すべき課題が山積していると感じたという。
受け入れ態勢やハード面の整備などについて、センター内に設けるワーキンググループ(WG)で検討し、今年度内に結果をまとめる予定にしている。市は、来年度の当初予算案にハード面での整備の費用を計上するという。
この日会見に同席した千代松大耕市長は「一日も早く導入することで、命を救えると考える」と述べ、人件費負担や人員派遣などの必要な支援をしていく考えを示した。
千代松市長も自ら来年2月に慈恵病院を視察する予定にしている。
引用元:
「不幸なベビー減らしたい」 赤ちゃんポスト導入予定の病院長が会見(朝日新聞)