不妊治療の一環として、受精卵(胚)を子宮に戻す胚移植の約半数で行われている生殖補助医療「ふ化補助(アシステッドハッチング)」について、一律の実施は妊娠成績を改善せず、流産などのリスクを上げる可能性があるとの研究を東京大などのチームが発表した。10日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。

 着床には、胚が透明な膜を破って外に出る「ふ化」が必要だが、患者の加齢や凍結していた胚を溶かす過程で膜が硬くなると考えられてきた。このため、レーザーで膜の一部を薄くするなどのふ化補助が長年実施され、2022年から保険診療の対象となった。ただ、妊娠成績が向上するかは十分な科学的根拠がなかった。



引用元:
不妊治療「ふ化補助」 妊娠成績は改善せず(毎日新聞)