カナダJewish総合病院のCamille Simard氏らは、オンタリオ州の妊婦を対象にした観察研究を行い、妊娠の4週前までに受けたCT検査の累積回数と、妊娠喪失や子の先天異常との関係を検討したところ、受けたCT検査の回数が多い女性ほど、リスクが高かったと報告した。結果は2025年9月9日のAnn Intern Med誌電子版に掲載された。
CT検査の実施件数は過去30年間で大きく増加し、若い女性や妊娠している女性に対する適用も増えている。生殖年齢の女性の卵巣には卵胞が一定数存在するため、被曝が卵胞に悪影響を及ぼす可能性があるが、妊娠前のCT検査が、妊娠の継続や子の先天異常リスクに及ぼす影響は明らかではなかった。そこで著者らは、妊娠前の数年間のCT検査による電離放射線被曝が、将来の妊娠喪失や先天異常リスクの増加に関係するかを検討するために、カナダのオンタリオ州で住民ベースの観察研究を実施した。
引用元:
妊娠前CTは流産や先天異常を増やす可能性(日経メディカル)