青森県十和田市内で分娩(ぶんべん)を取り扱う医療機関がゼロになった問題を受け、市は18日、市外の通院費などを助成する市独自の支援策の予算を増額する方針を明らかにした。関連経費を盛り込んだ2025年度一般会計補正予算案を、25日開会の定例市議会に提出する。

 市は、出産のため市外の医療機関に通院する市民を対象に妊婦健診や通院費を助成。国や県が「医療機関への通院に60分以上かかる場合」を対象としているのに対し、市は三沢市への通院などを想定し「30分以上」を対象とした独自の支援制度を設けている。

 十和田市は補正前の予算に関連経費654万円を計上。当初は、妊婦250人のうち170人が八戸市に、30人が三沢市に通院することを想定していた。だが、十和田市内で分娩できる医療機関が7月末でゼロになり、市外に通院する妊婦の増加が見込まれることから、250人全員が八戸市へ通院するものと想定して、追加経費455万円を盛り込んだ同補正予算案の提出を決めた。

 櫻田百合子市長は18日の会見で「(市内の現状を)大変重く受け止めている。今までも(施策を)行っているが、お産に対するさまざまな不安を軽減するための支援を進めていく」などと話した。

 同補正予算案は2億2120万円を追加し総額398億294万円となった。

引用元:
分娩施設がゼロになった十和田市 妊婦健診や市外通院への助成拡大へ(Yahoo!ニュース)