「若いから大丈夫だよっていう風に励ましてもらった時、その励ましが本当に辛くて」。不妊治療の経験者である藤岡麻美さん(37)はそう振り返ります。周囲からの何気ない言葉が、時に深く傷つけることもある―。そんな不妊に悩む人たちの心に寄り添いたいという思いから、藤岡さんは不妊カウンセラーとなり、専門家とつながるマッチングサイト「妊+(にんたす)」を立ち上げました。
【写真を見る】「あなたは一人じゃない」 不妊に悩む人の心に寄り添うために 自らの経験から生まれた専門カウンセラーとの“架け橋” オンラインプラットフォーム「妊+」を立ち上げ
■自らの不妊治療経験から生まれたサービス
福山市在住の藤岡麻美さんが運営するマッチングサイト「妊+」は、不妊に悩む人と専門カウンセラーをつなぐオンラインプラットフォームです。サイトには国の委託を受けた不妊症・不育症ピアサポーターや看護師、胚培養士など、専門資格を持つ全国の38人のカウンセラーが登録しています。
7月にオープンしてから20件近くのカウンセリングが入ったというこのサービス。
活動風景の動画やカウンセラー自身の治療経験などのコラムを掲載し、相談者が悩みに応じたカウンセラーを選べる仕組みになっています。
■「私はダメなんだ」―自分を責め続けた日々
自身も不妊カウンセラーとして活動している藤岡さん。その原点は自らの不妊治療の経験にあります。29歳で夫の郷平さんと結婚。「妊活を始める前に検査をしよう」と不妊専門クリニックを訪れました。
「まだ若いっていう気持ちがあったし、タイミングを見てもらったら、これで私は妊娠するんだっていう、もうその気持ちしかなかったですね」
しかし、なかなか妊娠に至らず、人工授精、体外受精へと、より高度な治療に進みました。それでも妊娠せず、不妊の原因も分からないまま・・・。藤岡さんは自分を責め続けていました。
「私はダメなんだなとか、自分を責めるっていう方向に毎回毎回やっていたので、何回経験してもやっぱりこれは慣れないなっていうのを今でも思います」
■周囲の言葉に傷つき、孤独を感じた日々
家族をはじめ、身近な人にも不妊治療をしていることを打ち明けられない日々。事情を知らない周囲からの何気ない言葉に、藤岡さんは何度も傷ついてきました。
引用元:
「あなたは一人じゃない」 不妊に悩む人の心に寄り添うために 自らの経験から生まれた専門カウンセラーとの“架け橋” オンラインプラットフォーム「妊+」を立ち上げ(Yahoo!ニュース)