成人は軽症のケースが多いものの乳児に感染させないよう注意が必要。治療には抗菌薬やせき止め薬が使われる一方、治療薬が効かない耐性菌の報告も見られる。予防にはワクチンが有効だが効果は次第に弱まるとされている。

 百日咳は世界で見られる感染症で、世界保健機関(WHO)によれば、2018年までの統計では世界の感染患者は年間約1600万人に上り、約95%は発展途上国の小児で、小児の死亡数は20万人近くを数えている。日本では百日咳は「学校保健安全法」で第2種の感染症に指定されており、「特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで出席停止」とされている。

日本小児科学会が作成した百日咳ワクチン接種を呼びかけるポスター(日本小児科学会提供)

 日本小児科学会は3月29日に「重症例も報告されている」などとして注意を呼びかける文書を公表した。同学会はこの中で「ワクチン未接種、もしくは3回接種が完了していない(生後)6カ月未満の乳児で重症化しやすいため、生後2カ月を迎えたら速やかに5種混合ワクチンの接種が望まれる」と指摘した。また発作性、連続性といった百日咳特有の咳が出なくなって登校できるようになっても咳が続いている間はマスク着用などが必要だと指摘している。

引用元:
子どもが感染しやすい百日咳、1週当たり集計上最多 流行に学会が注意呼びかけ(Yahoo!ニュース)