第一三共は8日、抗がん剤「ダトポタマブ デルクステカン(製品名ダトロウェイ)」について欧州で販売承認を取得したと発表した。一部の乳がん患者が対象となる。同治療薬では日本と米国に続く販売承認の取得となる。患者にとって新たな治療の選択肢となることが期待される。
欧州委員会から「内分泌療法および1つ以上の化学療法を受けたホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または転移性乳がん」の適応で承認を取得した。ダトロウェイはすでに承認を取得した日本と米国で販売されている。今後は中国などの規制当局とも協議を進める。
ダトロウェイは第一三共の主力抗がん剤「エンハーツ」と同じく標的に結合する抗体とがん細胞を攻撃する薬剤を組み合わせた抗体薬物複合体(ADC)技術を使う。ADC技術を使った抗がん剤はエンハーツに続く2製品目となる。
足元で主力薬のエンハーツは販売好調だ。第一三共はエンハーツやダトロウェイの販売地域や適応症の拡大を進める。これらの抗がん剤がけん引し、現在の中期経営計画の最終年度となる26年3月期に連結売上高は2兆1000億円、がん領域だけで1兆円以上の売上高を見込む。
引用元:
第一三共の乳がん向け抗がん剤、欧州で承認 日米に続き(日本経済新聞)