出産施設がない真鶴町で待望の助産院がオープンした。地元の女性らを中心に5年ほど前から準備を進め、場所の選定や資金集めなどに難航しながらも3月にようやく開業までこぎ着けた。院長を務める助産師の岩田美也子さん(65)は「くじけそうになることもたくさんあったが、ここまで来られた。みんなが希望してつくった場所なので今後も残していきたい」と意気込む。
2020年から準備を進め、今年3月に開院した助産院「海とつき」
助産院「海とつき」(同町岩)はJR真鶴駅から車で5分ほどの場所にある。2階建てで延べ床面積174平方メートル。入院室5室と分娩室、診察室のほか、沐浴(もくよく)室や浴室、キッチンスペースを備える。
助産院は助産師を責任者とする医療法に基づいた施設で、医師は常駐せず帝王切開や陣痛促進剤の使用などはできないが、医療介入のないお産ができる。産前産後にわたる母子に寄り添った支援が魅力となっている。
真鶴や隣接する湯河原、箱根町には出産施設がなく、これまで妊婦は車で片道30〜40分かけて小田原市内の病院などに通わざるを得なかった。小田原に向かっている湯河原町の妊婦が車中で出産したケースもあったという。
引用元:
出産施設なかった足柄下郡に待望の助産院 真鶴町に開業、「海とつき」(カナコロ)