乳幼児に肺炎や気管支炎を引き起こすRSウイルス感染症について、栃木県足利市は、重症化を防ぐための妊婦向けワクチンの接種費用を4月から助成する。1回あたり3万円台と高額な接種費用のうち、市が1万6500円を補助する。

 市は2025年度当初予算案に予防接種費436万円を計上。妊婦を650人と想定し、うち40%の260人の利用を見込む。市によると、妊婦向けワクチン助成を実施、または25年度から始める自治体はごくわずかで、全国的に珍しいという。

 RSウイルスには2歳までにほぼすべての子どもがかかるとされ、多くは風邪のような症状で終わるが、特に生後6カ月未満の場合は重症化することがあるという。

 妊婦向けワクチンは昨年1月に製造販売が承認された。接種後にできた抗体が母体から胎児に移行することで、新生児や乳児の重症化を防ぐ。

 現在、国からの助成はない。市医師会は昨年8月、助成制度の早急な導入を市に要望。市の担当者は「子どもたちの重症化を防ぐことを最優先し、助成を決断した」と話す。

引用元:
妊婦向けRSウイルスワクチン接種費用を助成 足利市が新年度から(朝日新聞)