健康な未婚女性が将来の妊娠や出産に備えて、卵子を凍結保存するケースが増える中、岡山大学の研究グループが医療施設を対象に調査したところ、パートナーがいない20代と30代の未婚女性の卵子凍結について「倫理的、社会的に問題がない」と答えた医療施設が6割を超え、6年前の調査より20ポイント以上増えたことがわかりました。
調査を行った専門家は「社会的に認められつつあるが、課題を注視する必要がある」と指摘しています。

岡山大学の研究グループは去年2月から5月の間、日本産科婦人科学会に登録している全国1050の医療施設を対象にアンケート調査を行い、35.7%にあたる375施設から回答を得ました。
調査ではパートナーがいない20代から30代の未婚女性の卵子凍結について「倫理的、社会的に問題があると思うか」との質問に「問題ない」と答えた医療施設は66.9%で、6年前の調査より22.2ポイント増えたことがわかりました。
一方で、こうした卵子凍結について「出産年齢が上がりハイリスク妊娠が増加する」とか「使用されない未受精卵子であふれる」などといった影響を懸念する医療施設も高い割合を占めています。
調査を行った岡山大学の中塚幹也教授は「卵子の凍結保存が社会的に認められつつあるが、現場の医師は懸念も抱いている。今後、使われなかった卵子の売買などの課題が出てくるのか注意深く見る必要がある」と話しています。

引用元:
パートナーいない未婚女性卵子凍結“問題ない”医療施設が増加(岡山 NEWS WEB)