独製薬会社バイエルは9日、開発中の更年期障害治療薬エリンザネタントについて、乳がん患者、または乳がんのリスクが高い女性に対しても良好な結果が出たと発表した。年内にも発売が見込まれる同医薬品は、対象範囲が拡大することになる。

発表によると、エリンザネタントは、乳がん治療に伴い起きるホットフラッシュ(のぼせやほてり)の緩和に関する臨床試験の最終段階で、目標を全て達成した。プラセボ(偽薬)と比較して、睡眠障害や更年期に伴う生活の不具合に対する改善効果も確認できたという。

更年期障害は睡眠や気分、生活の質に影響し、仕事の継続が難しい場合もある。数十億人の女性が症状を経験しているといい、バイエルはエリザネタントによって、ホルモン代替療法の開発を進めている。

今回の試験結果は、これまでの試験結果を補完するものになる。エリザネタントは、乳がんの治療法である補助内分泌療法を受け、ホットフラッシュに悩む女性への治療法として、初めて承認される可能性がある。

主力商品の特許切れなどの課題に直面するバイエルにとっては、エリザネタントは収益の減少に歯止めをかける打開策となる可能性を秘めている。同社は、欧州連合(EU)でエリザネタントの販売承認を申請しており、米国でも新薬承認申請をした。

原題:Bayer Menopause Drug Reduces Hot Flashes in Breast Cancer Group(抜粋)

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引用元:
バイエルの更年期障害治療薬、乳がん治療のホットフラッシュにも効果(Yahoo!ファイナンス)