コロンビアSan Ignacio大学病院のJohana Gonzalez氏らは、死亡した胎児や新生児で病理解剖を行った症例から、妊娠中の母親の高血圧の影響を調べる症例対照研究を行い、母体内で高血圧に曝露した児は、脳血管の脆弱性が高まり、くも膜下出血のリスクが高かったと報告した。結果は2024年11月27日のLancet Regional Health Americas誌電子版に掲載された。

 妊娠中に高血圧だった女性から生まれた小児は、通常よりも認知障害リスクが高い。また、妊娠高血圧腎症は、小児の脳性麻痺や神経発達障害などの危険因子であることも報告されている。しかし、妊娠中の高血圧が胎児の脳血管に及ぼす影響は明らかではなかった。そこで著者らは、妊娠中に高血圧だった女性とそうでない女性から生まれた児の剖検標本を用いて、脳の組織学的所見を比較する後ろ向きの症例対照研究を実施した。



引用元:
妊娠高血圧は児のくも膜下出血リスク高める恐れ(日経メディカル)