ウェーデンKarolinska研究所のKarin Brandell氏らは、9カ国の26施設が参加した、超音波検査で妊娠が確認できる前の超初期の段階で行う薬物中絶の有効性と安全性を調べる臨床試験を行い、標準的なタイミングでの薬物中絶(超音波で着床が確認できるようになってから薬物使用を開始する)に比べ、有効性は劣らなかったと報告した。結果は2024年11月6日のNEJM誌電子版に掲載された。
ミフェプリストンとミソプロストールを用いる薬物中絶は、妊娠初期において有効性が高く安全な方法だ。米国の複数の州で、妊娠6週間を超えた女性の中絶を制限するよう法改正が行われたため、超初期における薬物中絶の有効性と安全性を評価する必要性が高まったが、この時期についてはエビデンスがなく、臨床ガイドラインでも見解が示されていなかった。そこで著者らは、標準的なタイミングでの薬物中絶と超初期の薬物中絶を比較する非劣性臨床試験VEMA(Very Early Medication Abortion)を行うことにした。
引用元:
超音波で妊娠が確認できる前、薬による中絶の臨床試験(日経メディカル)