LAVENDER RINGのホームページやSNS、港区から区内の高校への呼びかけで集まった応募者に対し、10月27日(土)にオリエンテーションが行われた。オリエンテーションではテーマの出題や審査基準などの説明のほかに、子宮頸がんに関する基礎知識のインプットが行われた。

基礎知識のインプットは、産婦人科医で、HPV感染症の正しい知識を伝えることを目的とした「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」(一般社団法人「HPVについての情報を広く発信する会」)代表の稲葉可奈子氏、港区のみなと保健所の土井重典氏の2人が講師となり、子宮頸がんやHPV感染、その予防について講義をした。また、オンラインでは、タレントで自身も子宮頸がんと子宮体がんの経験を持ち患者会「よつばの会」を運営する原千晶氏の体験談、大学3年生で子宮頸がん予防と早期発見のための任意団体Lumiere(ルミエール)を立ち上げた遠藤咲幸氏の課題解決事例なども提供された。

また、課題の捉え方やアイデアの発想の手法、社会問題についてのクリエイティブな事例の紹介といった表現技術のインプットがLAVENDER RINGのメンバーにより行われた。

オリエンテーション後は、電通のクリエイターが各グループに1人ずつ担当につき、アイデアやプレゼンテーション資料のブラッシュアップを一緒に行い、今回のアイデア発表イベントを迎えた。

アイデア発表イベント当日は、各グループ、持ち時間3分のプレゼンテーションの後に、審査員がそれぞれ講評した。審査は、稲葉氏、遠藤氏、原氏と、港区長の清家愛氏が担当。また、オブザーバーとして、認定NPO法人キャンサーネットジャパンの古賀真美氏が参加した。

〈高校生グループが発表したアイデア〉
自身で情報を収集し、課題の捉え直しから行ったグループや、高校生に伝える工夫を凝らしたアイデアや、自分ごと化してもらうという受け手の心理を考慮したアイデアが見られた。

厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)のデータから接種経験の低さと、その理由として情報の不足と安全への疑念意識を抽出し、行動変容を促進する案。

子宮頸がん予防のHPVワクチンは、男性も接種することができるにも関わらず、各国比較データの中から、日本の男子の接種率の低さと、定期接種で男子が対象ではないのは日本だけという課題に焦点をあて、男子の接種も促進する案。さらに男子校への配布や、媒体としてティッシュやポスターなどまで考えられていた。

普段目にする機会のない子宮をモチーフに、よく見ると笑っている顔に見えると見立てキャラクター化。高校生の間では「キモかわいいものがウケる」という着眼点のアイデア。

引用元:
高校生の子宮頸がんの予防啓発イベント「高校生アイデアフェス」が開催(電通報)