不妊治療を受けている人の7割以上が「治療に対して精神的に不安定になりやすい」と答えるなど、心理的負担を感じていることが、岡山大学が行った調査でわかりました。

岡山大学の研究グループは去年8月から9月にかけて、不妊治療などを受けている652人を対象にアンケート調査を行い、73%にあたる476人から回答を得ました。
不妊治療では、高度な治療を行うにつれて病院に通う頻度が高くなることなどから、周囲に「子どもができないことを病気と捉えられる」懸念があります。
これについて「嫌だと感じるか」尋ねたところ「強く感じる」「やや強く感じる」と答えた人は合わせて35.2%でした。
また治療が必要なことから「仕事を辞めた」「雇用形態を変えた」などと答えた人は、23.4%でした。
その上で「治療に対して精神的に不安定になりやすいと感じるか」尋ねたところ「強く感じる」「やや強く感じる」を合わせると、全体の71.7%にのぼりました。
調査に携わった岡山大学の中塚幹也教授は「今では夫婦の4組から5組に1組が不妊治療などを受けていると言われるので、決して珍しいことではない。周りの理解も得ながら当事者が過ごしやすい環境を作るべきだ」と話しています。
この調査結果は、18日から宮崎県で開かれる日本母性衛生学会の中で発表される予定です。

引用元:
不妊治療受診者の7割以上「精神的に不安定になりやすい」(岡山 NEWS WEB)