デンマークDanish Cancer InstituteのMette Sørensen氏らは、2000〜17年に同国に居住していた30〜45歳の男女を対象に、住居環境(PM2.5による大気汚染と道路交通騒音)が不妊症に与える影響を調べる前向きコホート研究を行い、PM2.5は男性不妊、道路交通騒音は女性不妊のリスク増加と関連が見られたと報告した。結果は2024年9月4日のBMJ誌電子版に掲載された。
不妊症の危険因子として、高齢、喫煙、飲酒、性感染症、慢性疾患、肥満などが知られている。大気汚染も不妊症の危険因子だと考えられているが、大気汚染と不妊症の関連検討した研究はわずかしかなく、一貫した結果は得られていない。また、道路交通騒音もさまざまな機序を通じて不妊症のリスクを増加させると予想されているが、実際に生殖能力に対する影響を調べた研究は1件しかなかった。そこで著者らは、自宅で長期にわたって道路交通騒音とPM2.5に曝露することが、男性と女性の不妊症に関連するかを、デンマークの全国規模のコホート研究で調べることにした。
引用元:
PM2.5と道路交通騒音は不妊症に関係する可能性(日経メディカル)