奥州市の新医療センター整備基本計画中間案に関する市民説明会は21日、全6回の日程を終えた。新病院に産科の設置を求める意見が多く、整備場所への異論や最大96億円の概算事業費に対する不安などさまざまな疑問の声も上がった。市は、中間案を修正した段階で市政懇談会を開く方針で、倉成淳市長が市民と意見交換するシンポジウムの開催も検討する。

 説明会は10日の胆沢を皮切りに前沢、衣川、江刺、水沢で開かれ、延べ約200人が参加。分娩(ぶんべん)機能の設置要望のほか、▽水沢公園陸上競技場への建設の是非▽事業費と将来負担への不安▽経営や医師確保の見通しの甘さ−など多様な論点から、詳しい説明を求める意見や強い反対が上がった。「命を守る場所が必要だ」と賛成の立場の発言もあった。

 20、21の両日に開かれた水沢地区では、中間案への指摘とともに、出席しなかった倉成市長に対する不満が示され、「計画を白紙撤回すべきだ」「批判の声が届いていないのか」などと厳しい意見が相次いだ。

引用元:
新医療センターに産科設求める声多く 奥州市が市民説明会(岩手日報)