より体への負担が少ない治療から
 より新しい治療としては、熱を利用して子宮筋腫を小さくする「ラジオ波焼灼療法(RFA)」があり、これは一般に腹腔鏡下で行われる。26人の女性を対象に行われた研究では、手術から3カ月の時点で月経の出血が大幅に減ったことが示されている。

 子宮筋腫はまた、手術によって切り取ることも可能だ。婦人科医にはこの手術を行う十分な技術があるが、子宮筋腫が大きい場合でも、体への傷や負担の少ない低侵襲婦人科手術を行う病院を紹介してもらうべきだろう。「婦人科医は多くの場合、大きな腫瘍があると開腹手術を行いますが、われわれは複雑な症例を低侵襲で治療することを専門としています」とアレン氏は言う。

 こうした懸念は、2023年に学術誌「Health Equity」に発表された論文でも指摘されている。これによると、子宮筋腫を切り取る手術の90%は腹腔鏡下で行えるにもかかわらず、婦人科医の多くはそうしていないという。

 金銭的な動機や訓練不足を理由に、すべての選択肢(内科的、放射線学的、外科的な治療のどれを使うか)について患者と話し合わない医師や、まだ子どもを産みたいと考えるかもしれない女性に対して妊娠の可能性に影響する処置を行う医師を、低侵襲婦人科手術を専門とする医師たちは批判している。

 子宮筋腫は、治療後数年で再発するケースが少なくない。年齢の若い人、複数の筋腫を持つ人、子宮肥大のある人、別の骨盤内の疾患を持つ人は、再発のリスクが最も高い。

 唯一の確実な治療法は、筋腫を含めた子宮全体の手術による摘出だ。米医療保険会社カイザーパーマネンテの調査によると、おそらくはほかに永続的な治療法が存在しないことを理由に、過去6年間に筋腫を切り取る手術を受けた女性の8%、UAEを受けた女性の18%が、最終的に子宮の全摘出手術を受けている。

 治療法の決定は、慎重に考えを重ねたうえでなされるべきだろう。

「子宮筋腫は決して急を要するものではありません」とブラッドリー氏は言う。より体への負担が大きい処置に進む前に、薬物療法やホルモン放出子宮内器具から段階的に試してみる治療を考慮するよう、氏は患者に勧めている。

引用元:
半数近くの女性がかかるのに謎だらけな子宮筋腫、スイカ大にも、「雪の結晶のよう」に違う(Yahoo!ニュース)