赤ちゃんに離乳食を提供することで子育てをサポートするとともに不安や悩みの解消にもつなげようと、徳島市で、子ども食堂ならぬ、「赤ちゃん食堂」が開かれました。

「赤ちゃん食堂」は、徳島市内の認定こども園が子育て支援のNPOと連携して初めて開き、生後9か月から1歳の赤ちゃんと母親の合わせて4組が参加しました。

提供された離乳食は、いりことかつおのだしを使った、にゅうめんやかぼちゃの煮物など、こども園が手作りしたもので赤ちゃんの歯ぐきでかめるくらいの軟らかさになっています。

親子一緒に食事を楽しんでもらおうと母親にも給食がふるまわれ、保育士が付き添って赤ちゃんの食事を手伝ったり、育児の相談に乗ったりしていました。

このこども園では1歳以上の未就園の子どもを対象に幼児食を定期的に提供していますが、離乳食を提供するのは今回が初めてです。

9か月の女の子の母親は、「離乳食作りは大変なので、手ぶらで来て食べさせてもらえて助かった。保育士に気軽に相談できるのもよかった」と話していました。

生後9か月の男の子の母親は、「離乳食のお手本を見ることができて勉強になった。いつもキッチンで立ったまま食べているが座って食べられるのもありがたい」と話していました。

沖浜シーズ認定こども園の林弘祥園長は、「地域で子育てしている方の役に立てればうれしい。少しでも子育ての不安や負担が解消できれば」と話していました。

【阿南市でも】
食事を提供することで子育てを支援する取り組みは阿南市でも行われています。

阿南市羽ノ浦町の交流施設です。

子どもからお年寄りまで幅広い世代の憩いの場となっています。

体操やダンスなど様々なイベントが開かれていて、この日は住民がボランティアでギターと歌のライブを行っていました。

利用者から人気を集めているのが隣にある認定こども園が作る給食です。

毎日、平日に提供され、国と自治体からの交付金を活用することで、子どもは200円、大人は300円と手頃な値段となっています。

この日のメニューは魚のみそ煮や酢の物などで訪れた人たちは和やかな雰囲気で食事を楽しんでいました。

こちらの子ども連れの母親は週に1、2回利用しているということです。

母親は「子どもが偏食で食事を作るのが苦痛ですが、ここで済ませられるので家で落ち着いて過ごせます。お年寄りにもにこやかに見守ってもらえていいと思います」と話していました。

この施設は、阿南市と周辺の4つの町の住民であれば誰でも利用することでき地域のお年寄りにも好評です。

よく利用する70代の男性は「安いので喜んでいます。子どもにも癒やされ、気持ちも若返ります」と話していました。

初めて利用した80代の女性は、「おいしかったです。普段は1人で食べていますがきょうはみんなと一緒でよかった」と話していました。

「多世代地域交流スペースはのっこ」の責任者の尺長良子さんは、「保護者の方がリフレッシュできて子育てを楽しんでいただけるのにこの場所を使っていただいて、きょう1日楽しかったなって思ってもらえる、ほっとする居場所になってほしい」と話していました。

引用元:
徳島市で「赤ちゃん食堂」離乳食提供 子育て支援 不安も解消(NHK)