長野市権堂町の温泉施設「権堂温泉テルメDOME」は5月14日、定期メンテナンスに伴う休館日を活用し、乳がん治療を受けた人らを対象に施設を開放する。人目を気にしてなかなか温泉施設に来られないという人たちに、掛け流しの温泉やサウナを備えた大浴場を気兼ねなく使用してほしい―と初めて企画。通常時より割安な特別料金で営業し、売り上げの一部をがん患者の支援団体に寄付する。

 同館では胸を覆う肌着「入浴着」での浴場利用が可能。だが、運営会社アールエスティ(長野市)の河本昇司社長(52)は「なかなか人の目が気になって入れないという声は多い」とする。自身も乳がん治療を受けた女性を取り上げたドキュメンタリーを見た際、女性が「家族とお風呂に行けない」と悲しむ様子が印象に残ったという。

 当日は清掃や点検などを終えた午後2〜7時に入浴を楽しんでもらう。料金は大人500円、小学生以下200円。家族や気心の知れた人と楽しんでもらうため、同伴者1人も同じ料金で入れる(女性のみ。子どもは複数人同伴可だが、男児は6歳まで)。

 「温泉もサウナも、気心の知れた人同士で、ゆったりと利用してほしい」と河本社長。今後、同社が同市川中島町今井で運営する川中島温泉テルメDOMEでも実施を検討する。

引用元:
乳がんの手術痕気にせず温泉楽しんで 長野市の施設、5月の休館日に開放へ(信濃毎日新聞デジタル)