「母乳バンク」のドナー登録ができる医療機関が栃木県に設けられて1年になりますが、登録者は5人にとどまっていて、運営団体が協力を呼びかけています。
「母乳バンク」は、体重1500グラム未満の小さく生まれた赤ちゃんに母親が十分な母乳を与えられない場合にドナーから寄付された母乳、「ドナーミルク」を提供する仕組みです。
栃木県では、1年前の去年4月から宇都宮市の「みやの杜クリニック」と真岡市の「西真岡こどもクリニック」の2つの医療機関でドナー登録ができるようになりました。
また、これに先立つ去年1月には、壬生町の獨協医科大学病院が「ドナーミルク」を使用できる医療機関として登録されています。
しかし、「母乳バンク」を運営する「日本母乳バンク財団」によりますと、この1年間に栃木県内で登録されたドナーの数は5人にとどまっています。
財団は、十分な量の「ドナーミルク」を届けるには登録者を増やす必要があるとして協力を呼びかけると共に、「母乳バンク」の認知度を高める取り組みを進めることにしています。
「母乳バンク」の普及に取り組んでいる昭和大学医学部の水野克己教授は「母乳は低体重で生まれた赤ちゃんが重い病気にかかるリスクを減らすとされています。ドナーミルクをしっかり届ける態勢を構築できるよう取り組みを進めたい」と話しています。
引用元:
栃木県内 「母乳バンク」のドナー登録 1年で5人にとどまる(NHK)