ベルギーGSK Belgium社のIlse Dieussaert氏らは、乳児の呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染症を予防する目的で、GlaxoSmithKline社が妊婦用に開発していたRSV融合前F蛋白質ベースのワクチン(RSVPreF3-Mat)の有効性と安全性を検討する第3相臨床試験を行い、妊婦1万人の登録を目標にしていたが、試験を早期中止したと報告した。ワクチン群の方が乳児のRSV感染症リスクは低かったが、プラセボ群に比べ早産リスクの増加が見られたためだ。結果はNEJM誌2024年3月14日号に掲載された。

 RSV感染症は、生後2歳までにほぼ100%の幼児が罹患するが、生後6カ月未満で感染すると重症化しやすいため、ワクチンの開発が期待されていた。そこで著者らは、妊婦を対象として、RSVPreF3-Matの有効性と安全性を評価する第3相臨床試験RSV MAT-009を24カ国の159施設で実施することにした。

引用元:
妊婦へのRSVワクチン、第3相試験が早期中止(日経メディカル)