女性の生理の悩みに対応するため、浜松市とシャープが実施した女性用トイレで生理用ナプキンを無償提供する実証実験で、利用者らのアンケート結果がまとまった。実験のためにシャープが開発したナプキン提供装置が「あったらいいなと思う施設」に、回答した人の6割(複数回答)が学校を挙げた。【山田英之】
実験は昨年10月から市役所本庁舎、中央図書館、あいホール(市男女共同参画・文化芸術活動推進センター)、浜松市立高校の4カ所で実施した。女性用トイレの個室に計40台の提供装置を設置し、約1万4600枚のナプキンを配布した。
装置の横にQRコードを記載したアンケートカードを置いてインターネットで回答を募った。市のホームページなどでも周知し、2月末までに253人から回答を得た(提供装置利用者は113人)。
提供装置利用者が最も多かったのは浜松市立高の76人。次いで市役所22人、中央図書館13人、あいホール2人の順だった。利用者の8割が使った感想を「満足」と回答。その理由として「生理用品を持ち込んでトイレに入る必要がなく、周りの目が気にならない」「購入が金銭的に負担なので助かる」「1枚ずつしか取り出せない仕様で、衛生的にも良い」とした。
提供装置を使った理由(複数回答)は「手持ちの生理用品がなかった」が70%で最も多かった。「生理用品をトイレに持ち込むのが恥ずかしい」は22%、「金銭的余裕がなく、生理用品を持ち込むことができなかった」も4%あった。
「提供装置があったらいいなと思う施設」(複数回答)という質問に答えた156人(利用者以外も含む)のうち学校が61%、次いで図書館18%、商業施設17%、駅17%の順だった。
意見として「設置場所を増やしてほしい」「生理周期が安定しない時期の小中学校に積極的に設置してほしい」「小さい子どもと出かける時、母親は自分の生理のことはつい後回しになってしまう。子育て世代が多く利用する施設に設置してほしい」などが挙がった。
実証実験は今月末まで継続する。市はアンケートの意見を反映して来年度、子育て世代が利用する施設への提供装置の設置を検討する。
引用元:
生理用ナプキン「学校にほしい」6割 無償提供を求める理由は(auWebポータルNEWS)