「乳がん検査」で乳房を守ろう!
相良病院 院長 大野真司先生
乳がんは女性特有のがんで罹患者数第1位。乳がん全体の発症のピークは45歳以降だけれど、実は「遺伝性乳がん」が年代別の乳がんに占める割合は30代がトップです。乳がんは早期発見・早期治療で治る病気だからこそ、30代の今のうちから先手の対策を!
乳がんの主な原因は、女性ホルモンの刺激で細胞がダメージを受け続けること
「体のすべての器官は細胞からできていて、各機能は遺伝子がプログラムしています。遺伝子がなんらかの刺激によって傷つき、しかもそれが長期にわたって繰り返されると、 細胞が徐々に変異してがん化 するのです。乳がんも、月経など周期的に分泌される女性ホルモンが刺激となり乳腺の遺伝子を傷つけ、細胞が変異することで発症します」と、相良病院院長・大野真司先生は話します。
「そのため初潮が早かった、初産が遅い、出産経験がない…など、 女性ホルモンの分泌と月経の回数をたくさん重ねている人 ほど、乳がんの発症リスクは高まります。今では、乳がんの罹患率は9人にひとりにまで増えています」
若い世代の乳がんは遺伝も大きい
「一方、20〜30代で発症する乳がんは女性ホルモンの影響だけでなく 遺伝子そのものの変異 が原因のことが少なくありません。遺伝性のがんは予防が難しいため、血縁者に罹患者がいる場合は年齢にかかわらず今すぐ 乳がん検診 を受けましょう」
乳がんの罹患率は30代から急増
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)を基に作成
乳がん罹患率のピークは40代以降ですが、急激に増加する30代は要注意ゾーン。定期的に乳がん検査を。
乳がんは乳腺にできる悪性腫瘍
乳腺にできる悪性腫瘍
\30代から要チェック/
乳がんになりやすい人は
☑血縁者に乳がんにかかった人がいる
☑初産が30歳以上
☑出産・授乳経験がない
☑初経年齢が早い
☑肥満(BMI25以上)
☑良性の乳腺疾患を経験
20〜30代の乳がんは遺伝性が多く、変異遺伝子をもつ人はもたない人の6〜12倍発症しやすい!
乳がんになりやすい変異遺伝子を親から受け継いでいる人は、遺伝子に異常のない人に比べて発症率が6〜12倍にもなる。
若い世代に多い「遺伝性乳がん」とは…親から受け継いだ遺伝子に異常があって乳がんを発症!
若い世代に多い「遺伝性乳がん」
乳がん全体の7〜10%は遺伝性乳がん
さらに…遺伝性乳がんのおよそ半分は遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC※1)
HBOCとは、生まれつき「BRCA1」または「BRAC2」という遺伝子のどちらか、あるいは両方に、病的な変異をもっていることが原因で生じた遺伝性腫瘍症候群。
引用元:
30代からは年1回の検診を! 「乳がん検診」で乳房を守ろう(Yahoo!ニュース)