伊賀市は19日、総額464億9900万円の2024年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比3・1%増で、伊賀市発足後では最大規模となった。松尾芭蕉生誕380年や市制20周年の記念事業のほか、保育所などの副食費無償化、使用済み紙おむつの持ち帰り廃止など、子育て支援を充実する。26日開会の市議会定例月会議に提出する。3期目最後の当初予算を編成した岡本栄市長はこの日の記者会見で「(予算規模拡大は)物価上昇の影響もあり、やむを得ない。子育て支援など先を見据えて投資し、未来へ躍進するための予算にした」と述べた。(山本哲生)
■歳入
市税は2・2%増の147億7200万円。内訳は市民税が0・8%増の55億2200万円、固定資産税が3・8%増の81億3400万円など。新型コロナの5類移行で増収を見込んだ入湯税は、23年度も伸びなかったため32・7%減の2700万円とした。地方交付税は5・8%増の105億5200万円。
借金にあたる市債は15・3%減の31億1600万円。24年度末の市債残高は前年度末より約21億円減り、約463億円の見込み。市民1人あたりの残高は約54万円になるとしている。
■歳出
民生費は2・3%増の149億4700万円。総務費は職員の退職手当の増額などで7・1%増の75億8100万円となった。
衛生費は新斎苑(西明寺)整備事業の終了に伴い、17・5%減の47億1100万円。土木費は旧上野市庁舎利活用事業の増額で77・8%増の49億400万円。消防費は4月から名張市と共同運用する通信指令センター整備費の減額などで23・6%減の19億1100万円としている。
■主な新規事業
1月に開幕した芭蕉生誕380年記念事業と、11月1日に開催予定の市制20周年記念式典、10月の「中部歴史まちづくりサミット」や「山・ 鉾ほこ ・屋台行事観光推進ネットワーク総会」に向け、開催費計2300万円を計上した。
子育て支援では、実施済みの学校給食無償化に加えて、保育所と幼稚園、認定こども園、認可外保育所の副食費を無償化(8700万円)。保育所の使用済み紙おむつ持ち帰りを廃止する(1900万円)。現行の第2期子ども・子育て支援事業計画の最終年度に当たるため、子育て支援基金のほぼ全額5000万円を取り崩す。
医療・福祉分野では、高齢者や聴覚障害者の窓口での会話を円滑にするため、音声を字幕表示する透明ディスプレー2台を購入し、介護高齢福祉課と障がい福祉課に配備(計98万円)。救急医療などの相談に24時間体制で応じる「救急・健康相談ダイヤル24」を業務委託し、ベトナム、英、中国の3か国語に対応する(1100万円)。
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伊賀市議会運営委員会は19日、定例月会議の日程を26日開会、3月22日閉会と決めた。名張市、京都府笠置町、南山城村とごみ処理広域化検討協議会を設置する件など、55議案が提出される。3月4〜6日に一般質問、7、8、11日に常任委員会、12、14、15日に予算委員会がある。
引用元:
伊賀市新年度予算案 子育て重点最大464億円 園児の副食費無償化(読売新聞オンライン)