育児観の違いから若い世代との間で何かとギクシャクしがちな祖父母による育児をサポートしようと、愛知県長久手市は「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」(ウェブ版20ページ)を発行した。市の担当者は「共働きが多い子育て世代は祖父母のサポートを求めている。今の育児の常識を知り、楽しく孫育てをしてほしい」と話す。
手帳では、祖父母が子育てをしていた時代の常識と今の子育てとの違いを紹介。「紙おむつでも発達に影響を及ぼすことはありません」「抱き癖を気にせず抱っこしましょう」「今はほめて育てます」などとアドバイスしている。 また、「若い世代とのつながりができる」「子どもと触れ合うことで刺激がもらえて元気になる」など、祖父母が子育てに加わるメリットを紹介している。
長久手市は2020年の国勢調査で市民の平均年齢が40・2歳の「日本一若いまち」で、子育て中の世帯が多い。市は祖父母手帳作成にあたり、子育て世代と祖父母計約300人にアンケートを実施。子育て世代は、パートナーと同率で祖父母にも子育てサポートを望んでいることが分かった。
祖父母手帳には、「昔の育児の常識やアドバイスをされた」「話を聞いてくれるだけでよかったのに、子育てに口を出された」「子どもを預かってくれてリフレッシュできた」など、アンケートに寄せられた子育て世代の声も載せた。
市の担当者は「若い世代もこの手帳を読むことで祖父母の考え方を知り、理解し合いながら子育てをしてほしい」と話している。
祖父母手帳のイラストやレイアウトには、市内にある愛知県立芸術大の学生が協力した。市のホームページに掲載されており、市外の人も利用できる。【荒川基従】
引用元:
育児観、若い世代とギャップ? 「祖父母手帳」で孫育てサポート