台北医学大学のWei-Hao Wang氏らは、台湾の2004〜2020年のバースコホートのデータを利用して、妊娠中の母親の感染症歴と生まれた子の胆道閉鎖症リスクについて検討し、母親の感染症歴のうち、妊娠第3期に腸管感染症と泌尿生殖器感染症にかかった場合は、乳児の胆道閉鎖症リスクが増加していたと報告した。結果は2024年1月4日のJAMA Network Open誌電子版に掲載された。

 胆道閉鎖症はまれだが、小児肝移植の主な原因となる重篤な疾患だ。原因はまだ解明されていないが、新生児期初期のウイルス感染に起因する肝細胞と胆管細胞の炎症と線維化が関与するなどの仮説が考えられている。妊娠中の母体の感染症が子の胆道閉鎖症発症に関係するかについても、これまでは十分に検討されていなかった。そこで著者らは、分娩前の妊婦の感染症が、生まれた子の胆道閉鎖症発症リスクに影響するという仮説を検討することにした。

引用元:
妊娠中の感染症が乳児の胆道閉鎖症に関係か(日経メディカル)