生理や妊娠・出産、更年期症状など働く女性の健康課題への理解を広げようと、さまざまなフェムテック製品を集めた「女性のヘルスケア・フェムテック展示」が30日、東京・霞が関の経済産業省ロビーで始まった。この日は西村康稔経産相をはじめ、自民党「フェムテック振興議員連盟」会長の野田聖子衆院議員らが会場を訪れ、テクノロジーを用いて女性の健康課題を解決する「フェムテック」の最先端の製品を視察した。会期は12月4日まで。
生理の時期に着用できる「吸水ショーツ」から、排卵のタイミングを把握できる「妊活用おりものシート」まで。会場には、世代ごとに変化する女性特有の健康課題に対応するさまざまなフェムテック製品が集められ、来訪者が手に取るなど関心を寄せていた。

西村経産相が説明に耳を傾けたのは、妊婦がおなかに着用して胎児の心拍などのデータを把握できる米国製のデジタル機器。「いつくるか分からない陣痛のタイミングがつかみやすくなる」という説明に、「長女の出産では、妻が予定日よりも早く破水して慌てた」と家族のエピソードを披露。「データを活用して課題を解決できるのは素晴らしいこと。男性も理解を深め、女性が活躍できる社会を築きたい」と語った。
同省では、生理や更年期症状など特有の健康課題を抱える女性が健やかに働き続けられるように、企業や自治体でフェムテックの活用を促す実証事業を展開。産業として始まったばかりのフェムテックを後押しすることで、働く女性の就業継続を支援している。

展示は、同省を訪れる中小企業を含む企業経営者らに、従業員の健康が経営戦略上、いかに大切かを伝え、関心をもってもらうのが狙いという。同省担当者は「日本の職場には、男女問わず心身の不調を我慢しがちな風潮がある。展示を見てもらい、誰もが働きやすい職場づくりを考えるきっかけにしてほしい」と話している。

引用元:
「妻が苦労しました」西村経産相も注目 最先端フェムテック 経産省で展示会(iZa)