産科医が少ない地域の病院を支援するため、緊急時に妊婦や胎児の状態を県立中央病院で確認できる県の遠隔監視システムの運用が20日に始まる。18日、輪島市立輪島病院で遠隔監視の機器が報道陣に公開された。

妊婦の腹部に装着された遠隔監視システムの器具。陣痛の状況や胎児の心拍が分かる(18日、輪島市で)
 遠隔監視システムは妊婦や胎児の容体が悪化した際に、母子の体調データを計測。県立中央病院総合母子医療センター(金沢市)にリアルタイムで送信し、専門医が必要な処置などを助言する。
市立輪島病院で公開されたのはデータの計測・送信に使用する機器。陣痛の強さや間隔を調べる機器と胎児の心拍を計測する機器があり、妊婦の腹部に装着する。持ち運び可能で、搬送中も使用できる。

母子の体調データを送信する遠隔監視システムの器具(右上)。データは測定と同時に共有され、グラフで示される
 同病院の医師は「(体調データは)病院に着いて初めて分かるという状況だったので、メリットは大きい。困った時に相談できるのもいい」としている。出産を来月に控える輪島市の女性(32)は「自分だけでなく家族や周りの安心にもつながる」と話していた。

 システムは市立輪島病院を含む能登地域と南加賀地域の病院・クリニック7か所で導入される。

引用元:
妊婦・胎児の状態遠隔監視 「安心につながる」期待の声(讀賣新聞オンライン)