出産に対応できる医療機関がない井原市と矢掛町で、あらかじめ消防に妊婦の情報を登録しておき、緊急時の救急搬送をスムーズに行う取り組みが10日から始まりました。

「出産サポート119」と呼ばれるこの取り組みは、井原市と矢掛町と地元の消防組合が行います。
妊婦が出産予定日や、かかりつけの医療機関などをあらかじめ登録しておくことで、救急搬送が必要になった時に、119番通報で登録番号を伝えるだけで対応が可能になります。
対象となるのは、井原市と矢掛町に住む妊婦で、いわゆる「里帰り出産」で帰省している人も登録することができ、現時点で110人余りが対象だということです。
井原市と矢掛町には現在、出産に対応できる産科の医療機関がなく、隣の笠岡市にある産婦人科の医院も、ことし12月末で閉院することになっています。
このため今後は主に、倉敷市や広島県福山市の医療機関で出産することになりそうだということです。
井原市健康医療課の中新純史課長は「出産できる医療機関までの距離が遠くなる中、妊婦さんが安心して地元で子どもを生み育てることができるようにしたい」と話していました。

引用元:
「出産サポート119」消防に妊婦情報登録 井原市・矢掛町(NHK)