親が育てられない乳幼児を匿名で預かる国内2例目の施設「ベビーボックス」(赤ちゃんポスト)を北海道当別町で運営していた市民団体は6日、24時間の受け入れ態勢を取りやめた。道や同町はこれまで、医療体制の不備などを懸念して自粛を求め続けていた。今後は、子供を置く日時を事前に伝えてもらう完全予約制に移行する。
ベビーボックスは2022年5月に市民団体「こどもSOSほっかいどう」が設置。誰にも知られず乳幼児を置くことが可能だった。ボックス内には子供が置かれると反応するセンサーなども設置されていたが、道は乳幼児に気付かない事態などを危惧し、今年10月まで22回にわたって自粛を要請。行政の指摘を受け、事前連絡の予約制を基本とする運用に改めていたが、団体が6日、完全予約制への移行を道に伝えた。
完全予約制になってからも「ベビーボックス」の名称を使い、匿名での預かりや、相談・宿泊の受け付け業務を続ける。保護者の身元を確認した上で外部に漏らさず、保護者の同意と子供の希望があった場合に出自を伝える取り組みも行う。団体代表の坂本志麻さん(48)は「今後は安心、安全、確実に子供を引き取ることができると考えている」と話した。
引用元:
北海道・当別の赤ちゃんポスト、24時間受け入れ中止 完全予約制に(毎日新聞)