男性が子どもの誕生から8週以内に最長4週間の休みを取得できる「産後パパ育休」制度が始まって今月で1年。人材紹介サービスのワークポート(東京都)が子育て世代の男性にアンケート調査したところ、「育休を取りにくい」との回答が6割以上を占め、父親が育休を取得しやすい環境整備が進んでいない実態が明らかになった。
調査は9月21〜27日、ワークポートのサービスに登録する20〜40代の男性を対象にインターネットで実施し、270人から回答を得た
調査では、9割が「男性も積極的に取得すべきだ」と回答。その理由については「育児参加は義務だと思うから」や「子育てに男性も女性も関係ないため」などとする意見が多かった。
実際に子どもが生まれた場合に「育休を取りたい」との回答も86・6%に上り、「パートナーの負担を減らすため」や「男性育休を当たり前にすべきだ」との声が上がった。
ところが、「育休を取りにくいと感じる」という回答は62・9%を占めた。1年前の調査でも61・3%が「育休を取りにくい」と回答しており、産後パパ育休の導入後も、男性が育休を取得しにくい雰囲気が残っているようだ。
なぜ育休を取りにくいと感じるのか。回答者のうち、子どもの出生時に育休を取らなかった経験があるのは42・9%に上り、その理由は「上司や先輩からの圧力」「会社側に拒否された」「収入が減るから」などだった。
ワークポートの担当者は「社内制度を整備するだけでなく、事例を周知し取得しやすい雰囲気を醸成するなどの取り組みが必要だ」としている。【遠藤修平】
引用元:
産後パパ育休「取りにくい」6割 制度開始1年、進まぬ環境整備