4月から出産できる病院がなかった新潟県糸魚川市で、常勤の産科医1人の採用が決まった。11月の採用後、準備が整い次第、病院は妊婦の受け入れを始め、出産を再開する方針。具体的な時期は調整中という。

 市内で唯一出産ができた糸魚川総合病院では3月末、常勤の産婦人科医2人のうち1人が定年退職。もう1人は派遣元の富山大病院に戻り、代わりの医師の派遣も受けられなかった。その後1人を確保したものの、1人で出産に対応するのはリスクが高いとして、婦人科の診療は続ける一方、年間120件ほどある出産の取り扱いは休止した。妊婦は約50キロ離れた同県上越市や富山県の病院まで行かなければならず、家族らの負担も重かった。

 今回、糸魚川総合病院が紹介業者を通じて募集していたところ、県外の病院を定年退職した産科医が応じたという。同病院の担当者は「感謝している。長く活躍してもらえるようにしたい」と話す。

 糸魚川市の担当者は「地元で産めるという安心感につながることが大きい。引き続き安全で安心できる医療体制の確保に努めたい」としている。(北沢祐生)

引用元:
産科医11月採用、出産再開へ 4月から休止の新潟県糸魚川市(YAHOO!JAPANニュース)