産婦人科医の退職にともない、4月以降の“分娩受け入れ”を休止していた新潟県糸魚川市の『糸魚川総合病院』は、今秋新たな常勤産婦人科医を採用し分娩受け入れを再開する見通しとなりました。
糸魚川総合病院によりますと、現在新潟県内で勤務している60代の産婦人科医1人を11月に採用できる見込みだということです。
【新潟県厚生連 糸魚川総合病院 山岸文範病院長】
「糸魚川の妊婦さんたちには随分不安感があったので、その解消という点で、病院を運営しているものとしては非常にうれしい話です」
糸魚川総合病院は、糸魚川市内の医療機関では唯一分娩を受け付けていた病院だったため、4月以降、市民は出産するために隣接する上越市や富山県の病院まで行く必要がありました。
糸魚川総合病院では、遅くとも来年4月までには分娩の受け入れを再開し、年間60件程度の分娩数を想定しているということです。
会見の中で山岸病院長は、「今回、先生が来てくれるということは非常に奇跡的なこと。その次の方が見つかるとはとても思えない」とも述べており、今秋新たに採用する産婦人科医が在籍する間にも、医療提供体制のさらなる整備を進めたいとしています。
新潟県によりますと、2022年の分娩件数は1万2752件で10年前の3分の2まで減少していますが、現在分娩を受け入れている県内の病院数は33施設で、医師不足の深刻さが覗えます。
糸魚川総合病院が分娩受け入れを再開すると21日に発表したことについて、糸魚川市では「今回の受け入れ再開で出産に対して少しでも安心感を持ってもらえたら」としています。
引用元:
産科医不足は深刻「採用は奇跡 次の方が見つかるとはとても思えない」隣県に通う妊婦も…(gooニュース)