おととし国内で実施された体外受精で生まれた子どもの数はおよそ6万9800人と、これまでで最も多かったことが日本産科婦人科学会のまとめで分かりました。

体外受精は、不妊治療のため精子と卵子を体の外で人工的に受精させるもので、日本産科婦人科学会が全国の600余りの医療機関を対象に、おととし1年間の実施状況をまとめました。

それによりますと、この年に実施された体外受精で生まれた子どもの数は6万9797人で、これまでで最も多くなりました。

これは1年間に生まれる子どものおよそ11人に1人にあたる計算になるということです。

また、不妊治療のため体外受精を行った件数については、おととしは延べ49万8140件で、前の年から4万8000件余り増え、過去最多となりました。

治療を受けた年齢別では、39歳が延べ3万9631件と最も多く、次いで40歳、41歳が多かったということです。

調査を行った東邦大学の片桐由起子教授は「2020年は新型コロナの影響で治療を控えた人もいたが、おととしは再び増加に転じた。全体の出生数が減ったため体外受精で生まれた子の割合も増加している。出産や育児と同様に不妊治療に対しても支援の動きを進めていくべきだ」と話しています。

引用元:
おととし実施の体外受精で約6万9800人の子ども誕生 過去最多に(NHK)