妊婦への処方が禁じられている塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ(一般名・エンシトレルビル)」について、厚生労働省は投与後に妊娠がわかった例が新たに8人報告されたとして、注意を呼びかける事務連絡を都道府県などに出した。妊婦への投与が確認されたのは計15例となった。事務連絡は8月30日付。

ゾコーバは、国内メーカー初のコロナ治療薬。軽症や中等症の患者向けの飲み薬として、昨年11月に緊急承認された。動物実験で胎児の奇形が認められたため、妊婦への処方が禁じられている。

 塩野義製薬によると、今年7月中旬までに投与後に妊娠が判明した例が7人報告されていたが、新たに8人が確認されたという。患者には投与前、妊娠中か妊娠している可能性があるかをチェックリストで確認し、説明文書を渡すことになっている。今回判明したうちの1例は、説明文書を渡していなかった。

 厚労省は事務連絡で、チェックリストや文書を活用し、妊娠している可能性について、入念に説明、確認を行うよう医療機関や薬局への周知を求めている。

 塩野義製薬が厚労省の専門家部会に提出した資料によると、昨年11月から今年5月までに推定約5万5千人が服用し、8月までに計約52万7千人分が医療機関に納入されている。

引用元:
塩野義コロナ薬 禁止の妊婦への処方、新たに8人 国が注意喚起(Yahoo!ニュース)