育児の話題をお伝えするコーナー。ショッピングセンターの駐車場などで最近見かける「思いやり駐車場」をご存じですか? 妊婦や出産後の女性、障害のある人などが活用するスペースですが、利用できる期間が先月から延長されました。その理由に迫ります。

廿日市市にある大型ショッピングセンターに買い物に来た女性。
今月、3人目を出産する予定です。
赤ちゃん用品など店で買った商品を積み込みます。
車を停めているのは「おもいやり駐車場」と名付けられたスペースです。

【今月出産予定の女性)】
「最初はどんな方が停めるのかなぐらいで思っていて、自分が実際に妊婦になって利用することになったんですけど。助かるなと思いますし、入り口に近いので。上の子が急にドアを開けたりしても割とスぺースがあるから」

小さな子供がいる子育て世代にとって買い物をするとき気になるのは、車を停める場所。

【夫婦・子供1人】
Q駐車場を探すのは?
「ちょっとやっぱり苦労します」
「子ども抱えて荷物も持って(駐車場が)遠いと、どっちかが落ちそうになるので大変ですね」
Q思いやり駐車場を知らなかった?
「なかった、使っちゃいけないのかなって」

「思いやり駐車場」は障害がある人や妊婦や出産後の女性が入口に近い駐車スペースを優先的に使える制度で、自治体の窓口に母子手帳などを提示して申請すると利用証が交付されます。
利用証を持っている人からはこんな声も聞かれました。

【女性・子供3人】
Q利用証を持っている?
「持っているんですけど…できるだけ使わないようにする。使えるときには使ってます」Q使わないようにするのはなぜ?
「足が不自由な人やもっと困っている人がいるんじゃないか、空けておいたほうがいいんじゃないかと言われるとそうだなって…」

県内では1500あまりの施設におよそ4000区画が設置されていますが、「思いやり駐車場」が混雑するケースも指摘されています。
こうした現状を踏まえ取材したゆめタウン廿日市は県内の系列店舗の中で最も多い44台分のスペースを確保しています。

【ゆめタウン廿日市・藤森豊ライフスタイル店長】
「3世代、すべてのお客様に1日楽しく過ごせるショッピングセンターを目指しているので、体が不自由な方妊婦さんなどにも「やさしい」店舗づくりのために増やしていった経緯があります」

一方で「思いやり駐車場」は設置した店にとって、集客のきっかけにもなると言います。

【ゆめタウン廿日市・藤森豊ライフスタイル店長】
「やっぱり「どこに行こうかな」って迷ったときに「ここ使いやすいから行こう」と選択肢の一つになればと思っております」

広島県は思いやり駐車場を12年前から導入していて、利用証を申請した9万人あまりのうち、1割にあたるおよそ9000人が妊婦や子育て中の人です。
先月、県は出産後の女性が利用できる期間を見直しました。
これまで妊娠7カ月から子どもが1歳6カ月までとしていた利用期間を子供が2歳になるまでに変更。双子や三つ子などを育てる人は3歳になるまで利用可能です。全国的な制度見直しの流れを受け広島県も期間の延長に踏み切りました。

【健康福祉局・地域共生社会推進課山本恵美子課長】
「1歳半まででは短すぎるかなと、当事者の方と話して。広めの駐車場入り口に近い駐車場は子どもの安全を確保する上で「便利」ということで今回期間を延長した。県の制度は全国からみてトップクラスに一番長い利用期間になった。思いやり駐車場の使用が必要な方が使いやすい制度になるように周知を図っていきたい」

<スタジオ>
延長や再発行を希望する場合は各市町の窓口で簡単に申請できます。
思いやり駐車場も混雑していることがある。名前の通り、利用証を持っている人同士も「思いやり」を。

引用元:
妊婦・出産後の女性に優しい「思いやり駐車場」 子供が2歳になるまで利用可能に 母子手帳あれば申請可(HIROSHIMA NEWS tss)