生まれてくる赤ちゃんの10人に1人は、2500グラム未満の「低出生体重児」とされる。そんな小さく生まれた赤ちゃんを対象とし、身長や体重などの成長の目安となる「発育曲線」が今年、29年ぶりにつくられた。
発育に不安を抱える親に対し、専門家は「子ども一人ひとりに応じた発育をしているかを確認する目安にしてほしい」と話す。
日本人の赤ちゃんの出生体重の平均は、約3千グラムとされる。一方、2500グラム未満は、2021年に生まれた赤ちゃんの9.4%を占める。
小さく生まれるほど、病気や障害のリスクは高まり、子育てに不安を感じる親もいる。
厚生労働省の研究班は、出生体重別に(1)500グラム未満(2)500〜1千グラム未満(3)1千〜1500グラム未満(4)1500〜2千グラム未満(5)2千〜2500グラム未満、の5グループに分けて、男女別に体重、身長、頭囲の発育曲線をつくった。
(1)〜(3)のグループは6歳まで、(4)(5)のグループは4歳まで。2012〜16年に全国の70医療機関で生まれ、NICU(新生児集中治療室)などに入院した9587人の低出生体重児の体重や身長、頭囲の測定値のデータをもとにしている。
■「ひとり一人に合った発育か確認を」
発育曲線はどのように使えばよいのか。
研究班の代表で自治医科大の河野由美教授(新生児学)は「子どもの発育が標準から離れているから問題がある、ということではない。小さくても大きくても、ひとり一人の子どもに合った速度で発育しているかを確認することが大切」と話す。
朝日新聞社
引用元:
小さく生まれた赤ちゃんの成長の目安、「発育曲線」29年ぶりに作成(YAHOO!ニュース)