妊娠中期に多いお悩みの1つが「便秘」。便秘が慢性化すると痔になってしまうことも…。早めの対策で、すっきりしましょう。便秘になったときの対策について、産婦人科医の笹森幸文先生に聞きました。


慢性化する前に医師に相談することが大切!

妊娠中に分泌が増える黄体ホルモンの影響に加え、大きくなった子宮に圧迫されて、腸の動きが鈍くなります。そのため、便秘がちになる妊婦さんは多いでしょう。日ごろから、腸の働きを助ける食生活や適度な運動を心がけましょう。

便秘とまではいかなくても、便がかたくて強くいきまないと排便できない時点で、医師に相談を。酸化マグネシウムなど、妊娠中も服用できる便秘薬を処方してもらえます。

8割以上の妊婦さんが便秘を経験!

Q:妊娠中に便秘になったことはある? 
はい 81%
いいえ 19%
排便時に強くいきむのは不安ですし、痔の原因にもなります。慢性化する前に医師に相談を。
※データ出典/2022年1月実施のインターネットアンケート
(回答者:産後0カ月以上2年未満のママ n=412)

便秘解消におすすめの食生活とは?
腸が働くためには、3食きちんと食べることが大切。食物繊維以外にも、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌やオリゴ糖を積極的にとりましょう。

また、
・適量の水分を小まめにとる
・適度な運動をする
・決まった時間にトイレに行く
といったことも、快便の秘訣です。

さらに、朝起きたときに1杯の水を飲むのもおすすめ。空っぽの胃を刺激してから朝食をとると、腸も刺激されて便意をもよおしやすくなります。

みんなの便秘対策ベスト10
1位 水分を小まめにとる 54%

2位 ヨーグルトを食べる 47%

3位 朝1杯の水を飲む 22%

4位 ウォーキングをする 20%

5位 バナナを食べる 19%

6位 納豆を食べる 18%

7位 牛乳を飲む 16%

8位 ストレッチをする 12%

9位 いも類を食べる 10%

10位 きのこ類を食べる 9%


※データ出典/2022年1月実施のインターネットアンケート
(回答者:産後0カ月以上2年未満のママ n=335)

食生活以外にも、ウォーキングやストレッチなど適度な運動を実践している妊婦さんも多いようです。

取材・文/栗本和佳子、たまごクラブ編集部

便秘の改善には、食生活や生活リズムなど日常生活を見直すことが効果的。それと同時に、便秘が慢性化する前に医師に相談することも大切です。「便秘は妊婦のよくあるお悩み」だと心得て、ためらわずに相談しましょう。

参考/『中期のたまごクラブ』2023年初夏号「妊娠中期を安心して過ごすためのママと赤ちゃんの見通し&やることのすべて」

※掲載している情報は2023年6月現在のものです。

監修者
【産婦人科医】笹森幸文 先生
PROFILE:帝京大学医学部附属病院 産婦人科教授、総合周産期母子医療センター長
帝京大学医学部卒業。同大学産婦人科講師などを経て、2021年より現職。医学生の指導やハイリスク妊婦さんの診療を担当。

たまひよ ONLINE編集部

引用元:
8割以上の妊婦さんが悩む便秘…解消法は?痔の原因にもなるので要注意【産婦人科医】(YAHOO!ニュース)